ファイルネームと差分ファイルのススメ

Illustratorだけの話ではありませんが、皆さんファイルネームちゃんと設定しています?
当たり前だよ!とお思いかもしれません。

ところが意外と…多かったりするんですよね。「名称未設定1…」とか。
学校で教えていると本当に初心者の人がまず躓くとこはここじゃないかと思うくらい多いです。
「名称未設定」は誰が保存しても名称未設定です。特に会社や学校など、複数の人がPCを使う場合それは起こります。

「先週作ったファイルが見つかりません!」
「昨日作ったファイルが別のモノになってる!」
「ファイルが消えました!」

などといった叫びが良く聞こえてきます。
そして時には、

「センセー、俺の作ったファイルってどこにありますかね…」

といったヘルプ要請が…。
君が作ったファイルがどこにあるかは君しか知りませんよ…。

こういった場合しょうがないので本人の記憶を頼りに名称検索したり、日付で探したりすることになります…。

ブログを始める際に幾つかのブログを周り参考にしたのですが、良く書いてあったのは

「内容が推測しやすい記事タイトルにしましょう」

ということでした。そうですよね、その方が読者が読んでくれそうです。
ファイルネームも同じです。
作成するファイルはまずあなた自身がファイルネームを見て「これは○○だ」と即理解できるものが望ましいと思います。
また、全て個人で完結する作業なら良いのですが(ブログは割りと個人で完結しますね)、自分が作ったものを素材としてまた別の誰かが使っていくことはデザインの世界では当たり前のことです。ファイルを渡す度に「これなんですか?」といったやり取りを極力防ぐ必要もあると思います。

ですので、PCでファイルを作る際も、

「内容が推測しやすいファイルネームにしましょう」

となりますね(笑)
同じようなことはいくつもあります。

「中身が推測しやすいフォルダネームにしましょう」
「中身が推測しやすいレイヤー名にしましょう」
などなど。

この辺キチンとしておかないと後々すごく苦労します。
私は学校でIllustartorやPhotoshopで素材を作り、AfterEffectsでアニメーションを付けて動画にして完成させる、といった事も教えているのですが、ファイルネームが全部名称未設定だったり、レイヤー1,2,3…だったりして、トラブル対応する際にも、

「えーと、この四角形のレイヤーはどれなの…?」

などと一つ一つ確認しながら修正あるいは修正方法の説明をしています。結構大変。

もう一つ大事な事があります。
それが、「差分ファイルを保存する」ということです。
例えば「A.ai」というファイルを作ったとします。とりあえず1時間くらい作業して、保存してソフトを終了して休憩してから再開して、ふと思いついて変更したとします。
作業してるとふいに電源が落ちたり、ソフトが強制終了したりなんていうトラブルが起こりますから、Ctrl+Sは無意識的にやっちゃいますよね。
その後、全体像を見てみたら思いつきでやったアレのために何だかおかしい、ということってよくあると思います。
そして、いわゆるクリエイティブ業界につきものの、恐ろしい「クライアントの思いつき」なんてものも…。「やってみてもらったけど、やっぱり前の方が良いので戻して」です。
はい、判りますでしょうか。Ctrl+Sの上書き保存ではもう元には戻らないことに…。

私の場合は、自分の試行錯誤、クライアントや上位職のディレクターなどの思いつきなどに対応する際は必ず差分ファイルを用意するようにしています。
「A.ai」ならば、今日が2/20なので、「A_0220_01.ai」などです。同じ日に修正が繰り返されたら末尾の数字が増えていきます。多い時は一つのファイルが完了するまでに数十~百くらいになることもありますが、差分ファイルがあるということの安心感は絶大です。

そういったところで、みなさんも、「ファイルネームをしっかり設定する」「差分ファイルを作る」という安全策をぜひやってみてください。


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