色の塗り方 Adobe Illustrator 講座05

Illustrator講座も5回目ということで、簡単な形は作成できるようになってきたかと思います。何かしら形が作れたら当然(?)色を付けたくなってきますよね。ということで今回は色の塗り方になります。

図形と選択ツール」「カラーモード:RGBとCMYK」も併せて読んでいただけると判りやすいかもしれません。

「塗り」と「線」

さて前回作成したクマくんにもう一度登場してもらいます。前回では形を作っただけだったので、ここは色を付けてあげたいところですよね。
まず、頭全体に色を塗ってみたいと思います。アナログで色塗りをすると言いますと、このクマの様な線画の場合、筆で絵の具を線からはみ出さないように塗って…となりますが、Illustratorの場合はまず【選択】ツールで塗りたいオブジェクトを選択し、次にツールパレット下部のカラー設定、または右側のカラーパレットを使います。



カラーパレットには図の様に複数のカラーモードから選ぶことができるようになっていますが、少し気をつけないといけないのがカラーモードには「ドキュメントのカラーモード」という設定もあるため、RGBドキュメントでCMYKカラーを作成したり、あるいはその逆をやってしまうと、正確に数値を打ち込んだはずが数値がちょくちょく変わってしまうという事が起こってしまいます。基本的には新規作成でカラーモードをRGBにしたら基本的にはRGBで、CMYKにしたらCMYKカラーで色を作成するのが良いと思います。
現在作成しているドキュメントのカラーモードが何かを知るには、ドキュメントウインドウのタイトルバーに、それぞれ「@RGB」「@CMYK」という表記がされています。
もし「本当はCMYKで作成しないといけないのにRGBにしてしまった」という場合は、
【ファイル】メニュー→【ドキュメントのカラーモード】→…でCMYKまたはRGBを選択すればOKです。


ではクマくんに色を付けてみます。
さきほど頭を選択していますので、塗り色を決めましょう。オブジェクトには必ず2つ色の情報があり、一つが「塗り」もう一つが「線」の色です。「塗り」はある形の内側を塗りつぶした色=面の色、「線」は文字通りですがある形の外側の枠線の色、となります。
ツールパレット、カラーパレットともに塗りと線が配置されており、それぞれをクリックすることで塗り色と線色を設定できる状態を切り替える様になっています。

RGBの場合

頭の「塗り」をオーソドックスですが茶系の色味にしてみたいと思います。RGBの場合は基本はRedとGreenを混ぜる形です。絵の具の感覚からすると不思議な感じになるかもしれませんが、加法混色の場合は赤と緑を混ぜると黄色になります。この状態で緑の数値を下げるとオレンジ色に、そこから赤と緑を少しずつ下げていくとオレンジが暗くなった色=茶色、となります。

続いて、口の周りの色も決めてみましょう。今度は口の周りの円を選択して先程よりも明るい茶色にします。

先程よりもRedとGreenの数値を高め(明るくする)、さらにBlueを少しだけ足していきます。R+G+Bが重なると白になりますので、同系色で白っぽい(明るい)色に変化させたい場合は3系統の原色をすべて使っていく形になります。

CMYKの場合

続いてCMYKでもやってみましょう。ドキュメントカラーモードをCMYKにしておくのを忘れずに。先程と同じく頭のオブジェクトを選択して、赤系統であるM=マゼンダと、黄系統であるY=イエローを1:1の割合で混ぜると一般的に赤と感じる色になります。そこからマゼンダの数値を下げていくとオレンジになりますね。ではそこにK=黒を混ぜると…暗くなりますね。これで茶系の色になります。
減法混色の世界ですので、数値を上げていくと暗くなっていきます。CMYKで色を作る場合は絵の具の考え方とほぼ同じと考えて良いでしょう。
では口の周りの色も設定しましょう。口の周りのオブジェクトを選択し、今度はCMYだけの掛け合わせで色を作っていきます。
MとYを下げていき、そこにC=シアンを少しだけ混ぜていきます。


最後にまだ色の着いていない目と鼻ですが、こちらは黒にしてみます。
左右の目と鼻を、Shift+クリックで選択しておきます。
カラーパレットの「塗り」と「線」の設定の下に、赤い斜線、黒、白の四角いボタンのようなものがありますね。それぞれ「無し」「黒」「白」を表していますので、黒をクリックしてみてください。これで目と鼻が黒くなります。
ちなみに、黒を選んだ場合CMYKではK100%、RGBの場合ではRGBすべてが0となっております。
それから今回使わなかったのでスルーするところでしたが「無し」とは何かと言いますと、これは色が無いという状態、つまりは完全に透明な状態になります。例えば線だけ残して中身は透明にしたい、線は無くして塗りの色だけにしたい、といった時に使用することになります。


※余談ですが、私が学生~ペーペーだった頃、先生や先輩からはM100+Y100のことを通称「金赤」と言うんだと習ったので、こちらでもそれを書こうと思って裏付けを取ろうと検索するとそれは違うという話が出てきました。当時はネットなどというものは無く、情報共有というのはひたすら口コミのみだったのでちょっとびっくりしました。
金赤という特色(インク)があり、その色味とMY100の赤とは色が全然違っていて、それを見たら確かに違うのがわかりました。

コメント

このブログの人気の投稿

ペンツールの使い方 Adobe Illustrator 講座09