文字ツールの使い方2  illustrator CC 講座13-2

前回に引き続き、文字ツールの使い方です。
テキストオブジェクトを作成するところまでが文字ツールの役目なので、本来であれば文字の調整というのが正しいのかもしれません。
テキストオブジェクトを作成した直後は、前回でご紹介したように「草枕」の一節が表示されます。
文字を調整・変更するには、選択ツールでテキストオブジェクトを選択するか、文字ツールで反転選択することになります。

ただし、選択ツールで選択した場合はテキストオブジェクト全体が変更されますので、部分的に変更したい場合は文字ツールで部分的に反転選択します。

反転選択

 選択ツール、または文字ツールで選択したら、画面上部のコントロールパネル、文字パレット、または右クリックすることでフォントファミリ(書体)、サイズなどを変更することができます。

コントロールパネルとパレット文字右メニュー

フォントファミリを変更してみよう

今回は文字パレットを使用してみます。
ウインドウメニュー→書式→文字を選択し、文字パレットを呼び出しましょう。

デフォルトの状態では小塚ゴシック Pr6Nになっていますので、こちらを平成明朝 stdに変更してみます。
平成明朝 stdはWindowsでは標準ではインストールされていませんが、Creative Cloudに契約されている方ならTypeKitで入手できます。(TypeKitについてはこちらの記事を)

文字パレットのフォントファミリから平成明朝 Stdを探して選択します。このときフォントファミリ名の左側に「>」という記号がついている場合、このファミリには複数のスタイルが存在している事を示していますので、>をクリックすることでそのスタイルを選択することができます。

平成明朝 Stdの場合W3~W9までを選ぶことができますが、このW○○というものはウェイト=太さを表しています。今回はW9を選択しました。

ちなみにスタイルはファミリを選んだ後、文字パレットのフォントスタイルから再度選択することもできます。


フォントファミリーを選択

サイズ、垂直・水平比率を変更してみよう

フォントサイズの変更をしてみましょう。
サイズを変更したい箇所を選択し、サイズの数値を変更します。

一般的にはpt=Pointという単位を使用します。1ptは約0.35mmになります。

また、日本の印刷業界でのフォントサイズには級(Q)数というものが古くから使用されており、こちらは1級=0.25mmとなりますが、illustratorでは級数も使用できるようになっています。
※IllustratorやInDesignなどで使われている、DTPで重要な技術であるPostScriptの単位はinchであり、Pointは1/72inchであることから本来pointはinchと相性が良く、級数は上記の様にメートルと相性が良いということになるため、古い印刷物に合わせたいということでなければpointを使っていくのが良いかと思われます。

プリセット(あらかじめ設定されている数値)では6pt~72ptと段階的になっていますが、6ptが最小値・72ptが最大値ということではなく、これ以下にもこれ以上にも数値設定ですることができます。

サイズ変更

また、フォントサイズの上下には以下のショートカットもあります。

フォントサイズを2pt下げるShift+Ctrl(Cmd)+<
フォントサイズを2pt上げるShift+Ctrl(Cmd)+>

次に水平・垂直比率ですが、これは元のサイズから見て何%垂直・水平比率を変更するかということになりますので、垂直なら縦方向のみ、水平なら横方向のみが指定された数値にしたがって伸縮します。(画像では50%にしています。)

こちらもプリセットでは25~200%まで段階的になっていますが、もちろんもっと細かく数値を刻むことも可能ですし、25%以下、200%以上にすることもできます。

ただ、本来は文字と言うのは正体の状態が最も美しく見えるように設計されていますので、平体(横長文字)、長体(縦長文字)をあまり多用しないほうが良いかもしれません。

垂直比率水平比率

また長くなってきましたので、ここまでにして更に続きます。

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