ブログがパクられた!? Googleに削除申請する方法

コピペ禁止:写真AC

いやービックリしました。
他のブログでいくつか「ブログがパクられた」という記事はみかけていたものの、まさかこのブログもパクられることになるとは予想外でした。


「うちのブログもパクられるほどの価値がでてきたのか」とポジティブに考えられなくもないですが、著作権的にはちょっと見過ごしてはいけないですよね。

また、サーチエンジン的にも、同じ内容のブログが2つあると検索結果から削除される可能性があるとも聞きますし、放置できない問題ではあります。

ということで、

・どのようにしてパクリサイトを見つけたのか 

・内容や記事数など、どのくらいの規模でパクられたのか 

・そしてパクリサイトもBloggerだったので削除申請はどのように行ったか 

をまとめてみました。

※現在DMCAと関係なく該当コピーサイトは消滅しています。

パクリサイトを見つけた方法

実は最近Google Search Consoleで内部リンクや外部リンクが表示されなかったため、
設定を修正していました。

試行錯誤の末、リンクが表示されるようになったので外部リンクを確認すると、アフリカのある国のドメインのサイトが表示されていました。

Adobeソフトの使い方を書いたブログなので、翻訳して読んでる人もいるのかな、と思い
アクセスしてみますと…。

リンクを貼っているというレベルではありませんでした(汗)

うちのブログの記事のHTMLをそのままコピーして、自分のブログの記事としてアップしてるのですね。

どういう状況なのか実際のURLを披露して、というわけにはいきませんので、うちのテスト用サイトを使用して再現してみました。

左側が現在のセッジデザイン、右側がパクリサイトの状態に似せたものです。
文章からイラストからそのまんまです。


絵だけ使用しているならまだわかります。
素材を配布しているので、そういう誤解をされる可能性もあります。

しかし、文章も含めて全て丸パクリですからね(笑)
アフリカのある国のドメインという事から日本語がちゃんと読めるのかも疑問ですし。


コピーされた記事数

2017年2月に初めて書いた記事の「起動~新規ファイル作成 illustrator CC 講座01-1
」から始まり、同年12月に書いた「2018年は戌年! 犬の顔の作り方 illustrator 講座37-1」までの合計85記事でした。

パクリサイトはフッターにGoogleアドセンスを付けていたことから、ひょっとしたら

「illustratorやAfterEffectsの使い方を広めることで集客して収益化できる」

と考えたのかもしれません。

良い悪いは別にして上記は想像できる範囲ではあります。

ただ、感情的に許せないのは、「美術高校受験」や「酉の市」など、家族の思い出が関わる部分まで意味もなく無感情にコピーをしていたことでしょうか。

このあたりが内容について全く理解できていない=日本語が読めていないのだろうと推測できる理由となっています。

ちなみに画像についてはダウンロードされていません。
HTMLだけコピーして、画像はうちのGoogleアカウントの領域からそのまま引っ張ってきています。

各記事同士で内部リンクを貼っていたのですが、それについても全く手を加えず、
そのままパクリサイトに貼り付けていましたので、相手方のサイトからこちらのサイトへ外部リンクという形になり、それが今回Search Consoleに検出されたのです。


DMCA申請

パクリサイトは独自ドメインでしたが、Vaster2まではコピーできなかったらしく、ブログテーマがContempoという標準テーマで、ファビコンもBlogger標準のものだったため、うちのブログとおなじくBloggerを利用している事はわかりました。

記事をパクった以外の調整はしていなかったらしく、これもBloggerテンプレにある「不正行為を報告」のガジェットが付いたままでしたのでそこから報告しました。

基本的な手続きはDMCA(デジタルミレニアム著作権法)と同じものだと考えられます。

この申し立てのページのスクリーンショットを貼って良いのか判断できませんので、以下のように設定していきました。

私が投稿したコンテンツやその他の法的事項をコピーしているユーザーがいる
コンテンツをGoogleから削除する。

どのGoogleサービスに関連する申し立てですか?
Blogger/Blogspot

ご報告したいことをご選択ください
上記以外の法的な問題が発生している
自分の著作権を侵害している可能性のあるコンテンツを見つけた

あなたは著作権所有者、または著作権所有者から代理権を許諾されている方ですか?
はい、私は著作権所有者、または侵害されていると主張する独占的権利の所有者から代理権を許諾されている者です

著作権を侵害しているとお考えのコンテンツは次のうちどれにあたりますか。
その他
※ここは画像・動画、にするか悩みましたが、記事まるまるコピーなのでその他にしています。

この先にYoutubeに関する法的な問題か、Youtube以外の申し立てかを選択し、後者なので次のフォームに進むことになります。


フォームで入力する内容

申し立てフォームでは申し立てをする人の氏名、著作権所有者が本人かどうか、メールアドレス、国/地域などを選択し、

著作権対象物を特定する情報とその著作物の説明:
※どういう状況が発生しているかという説明だと思われます。

ここでは以下のような文章を記入しました。
下記の URL で閲覧できるサイト(www.●●●.●●)は、私のサイト(sedge-design.com)の記事をそのままコピーしています。
HTMLをそのままコピーしていると考えられるため、イラスト・写真などは私のBloggerの保存領域とGoogleドライブ、Googleフォトからそのままリンクされています。
以下の「当該著作物が許可を受けて掲載されている場所」と「権利を侵害している著作物の場所」ですが、量が多すぎて全てを記載しきれません。
HomeのURLと、一番古い記事と最後の記事が含まれる一部のURLを比較として提出します。
具体的には2017年2月から2017年12月までの記事が全てコピーされており、●●●.●●オリジナルの記事は存在しておりません。
当該著作物が許可を受けて掲載されている場所:
※オリジナル著作物が表示されるページのURL

権利を侵害している著作物の場所: 
※パクリが行われているページのURL

といったことを入力することになります。

ただ、85記事全部に対してオリジナルのURLと、パクリURLを照らし合わせて全部記入するのも辛かったので、とりあえずトップページのURLと、代表的な5記事のURLを記入することにしました。

これでダメだと言われた場合は仕方ないので全部記入するしかないですね(汗)


最後に

今回こうしてパクリサイトをみつけることができたのは、
パクった相手が(おそらくは)私よりWebの知識が乏しかったからだと思います。

私もWeb知識は乏しいので、もっと巧妙にされていたとしたら見つけられなかったかもしれません。

とりいそぎ、Googleには申し立てを行いましたが、この手のものはすぐ結果は出ないので、しばらく監視する必要がありそうですね。

人のブログをパクってもしょうがないですよね。
自分で価値を生み出さないと…。


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